手術で治す!ワキガの治療の種類と費用
ワキガは生まれついての体質で、これは病気でもなんでもありませんが、なんとしても改善したいと考える人は手術という選択肢もあります。
どういった種類があり、費用はどのくらいなのでしょうか。
・直視下手術
一番一般的な手術の方法で、効果としても安定して結果が出せる手術と言われています。
「剪除法(せんじょほう)」と言いますが、真皮の下にあるアポクリン腺を一つひとつ切除していく方法です。脇の下を切開して医師が目で見てアポクリン腺を除去します。
確実性があり最も多く行われている手術ですが、3cmから5cm切開するので縫合の傷跡が長くなります。片方でだいたい15分から20分程度の手術で入院する必要はないものですが、術後は脇の下をガーゼで固定して傷が治るまでは安静にする必要があります。
費用としては30万円から50万円くらいですが、ワキガは症状によって保険が適用出来る場合もあるので実際に本人が診察を受けてみないことにはわかりません。
・非直視下手術
非直視下ということは、実際に切開して医師が目視して行う手術ではないという意味です。
この方法にはいくつかの種類があります。
皮下組織吸引法は、脇の下を1cmほど穴をあけて、皮下組織を吸引することでアポクリン腺などをかき出す手術です。傷は小さいですが、しっかりアポクリン腺を取り切れないことも多く、残っているとワキガを完全に治すことは出来ません。
費用は15万円程度です。
超音波吸引法
超音波吸引法は、皮下組織吸引法に超音波による破壊を加えた方法です。
単に吸引するだけでは取り切れない場合が多いので、超音波を当てて汗腺を破壊した上で吸引するということですね。ただ、これでもやはりすべてのアポクリン腺を取り除くのは難しく、やはり取り切れないケースも多いようです。
また、破壊するときにトラブルが起こるリスクもあります。
皮下組織削除法
皮下組織削除法は、脇の下を1cmほど切開してカミソリとローラーがある専用機器で皮下組織を削り取る方法です。傷が小さい割には術後の固定が1週間程度と長く、回復には時間がかかります。
また、かなり熟練のテクニックが必要です。20万円から40万円です。